7月6日、かねてよりSNS上で噂されていた209系の伊豆急譲渡が現実となりました。
朝7時、10年あまり暮らしてきた幕張車両センターを出る甲種輸送。
自動連結器に交換された、反射板が取り付けられた姿
朝7時過ぎにEF210-140牽引で幕張を出発、朝ラッシュ時間帯は蘇我で留置、その後9時半過ぎにEF65-2088牽引で京葉線→武蔵野線→横浜羽沢、羽沢で数時間止まった後深夜に東海道線→伊東線で伊東へ行き、伊東からは自走で伊豆高原に行ったようです。
出発直前の幕張では列停が扱われ、一時騒然としていました。
幕張駅を出発する甲種輸送。隣のE235系はエアセクションに止まってしまいパンタを下げている。
房総209が蘇我駅の貨物線に入ったのは初めて?
千葉モノレールと顔合わせもこれが最後
京葉線らしいスラブ軌道を行く…
さて、今回配給されたのはC609編成で、3月のダイヤ改正で余剰となり運用離脱していた編成でした。これまでの動きはこちらの記事を↓
https://library600m.hatenablog.jp/entry/2021/06/25/233724
伊豆急には2編成譲渡される、という報道が出たため、もう1編成の譲渡が確実となりました。
その"もう1編成"は何なのか?というと、長らく運用を離脱し習志野区に疎開されているC601編成と思われます。
この編成は6両の中でも飛び抜けて前回検査が遠く(=次の検査が迫っている)、早くからE131系と引き換えに離脱が予想されていました。
仮に廃車予定であるならば、5月の廃車ラッシュに続いて長野に送られているのが自然ですが、(長野での解体の手が空いている中で)わざわざ残していることを踏まえると、このC601編成が譲渡される可能性が高いでしょう。(ここまで自信満々に言って違ってたら恥ずかしい😖)
もう一本離脱していた編成に、C619編成があります。こちらはダイヤ改正以降どこかで習志野に疎開、その後C601編成と入れ替えで幕張に帰還、6月中旬に復帰しました。
仮にこの編成が譲渡なら、先述のC601編成を残しておいた理由が消えてしまうわけで、この編成は譲渡されずに残留とみられます。
報道では"秋頃までに譲渡"とあり、次回の甲種輸送は9〜10月頃でしょうか。
どんな姿になるのか楽しみですね。