2023年3月ダイヤ改正後の、房総ローカル用209系の運用をまとめました。
今回も6両だけですが…
【2021年改正後の運用】
https://library600m.hatenablog.jp/entry/2021/12/03/223408
今回は主に総武本線・成田線の深夜帯にメスが入れられ、終電繰り上げやそのとばっちりによる減便・運転区間短縮がありました。
一方、日中の総武快速の減便により成田空港発着の快速列車が209系を使った千葉発着の普通列車となり、一時期消滅していた日中の北総方面の8両運用が復活し、活躍の場が広がってもいます。
【北総方面】
(Excelで作ってPDF変換したのをスクショすると、どうしても画質が落ちてしまいますね…)
今回改正での主な減便・短縮対象は
- 23時台の千葉〜成田〜千葉の列車が削減
- 22時台の成東行きが八街行きに(その折り返しも八街始発に)
- 23時台の横芝行き終電が成東行きに
- 21時台の成東行きが横芝行きに(これは延長)
です。
夜の総武本線に着目すると、これまで
- 千葉21:57発成東行き→折り返し成東発千葉行き(上り終電)
- 千葉23:05発成東行き→(成東停泊)→成東発千葉行き(上り初電)
- 千葉23:50発横芝行き(下り終電)→(横芝停泊)→横芝発千葉行き
と流れていたのが、
- 千葉21:57発横芝行き→(成東まで回送・成東3番線停泊)→成東発千葉行き(上り初電)
- 千葉23:05発八街行き→折り返し千葉行き(上り終電)
- 千葉23:50発成東行き(下り終電)→(成東2番線停泊・翌朝横芝まで回送)→横芝発千葉行き
と流れるようになり、合わせると八街〜成東〜八街の営業(往復22km)が無くなり横芝〜成東〜横芝の回送(往復19.8km)が増えました。
このほか、運用の流れが変わったことで幕張に帰れなくならないよう、夕方の一部で銚子での折り返し列車が変わったり、成田線では209系の空港乗り入れ運用が増えた関係で日中以降の列車番号がズレています。
【房総方面】
房総といっても、相変わらず東金線メインです。
例年通り数分の時刻変更以外、あまり大きな変更はありませんでした。
車両運用には関係ありませんが、以前は18時台の大網駅で下り総武快速が着く(18:05頃着)1分前に東金線が発車(18:04頃発)するというのがありましたが、苦情が殺到(?)したのか接続を取るようになりました。
イメージ
(2021年改正では原則東金線系統は6両・外房線系統は8両となり、外房線で上って折り返し成東へ…という使い方ができなくなった。大網は8両で折り返せないので、大網行きは茂原行きに延長となった。)
この列車、元々は1本前の下り普通列車(17:52着)に連絡(17:58発)で、18:06着の総武快速は対象外でした。
しかし、2021年改正で東金線と外房線の車両が分離された際、運用の都合で折り返し列車が変更となり、折り返しの時間を確保する必要が出た&成東での接続の都合で大網到着が遅くなったことにより、1本前の普通が着いてから10分くらい待たされた上後続の総武快速の直前に出るという、嫌がらせみたいなダイヤになったわけです。
一方、先述の車両運用の都合で17時台の上り外房線の列車間隔が歪だったり、17時代後半の東金線から上り外房線への接続が悪いというのは変わりませんでした。来年はここらへんが改善されるといいなぁ