E131系投入により、209系にも多少余剰が発生しました。
某誌の中で「40〜50両淘汰」とある中で、まず先に6両の4両化で出てきたモハユニットを、丸ごと廃車にする6両に組み込んだ貫通10両が廃車回送されることになりました。
今回はその廃車回送の記録を少々。いい写真はありませんが…
第一回 4月22日(木)
EF64 1031+C618,(C605,C616)
撮りましたが、撮った場所が場所なので掲載は控えておきます。
【組成】 ←新小岩 T'c2118-M'M2136-M'M2131-M'M2109-M'M2135-Tc2118 津田沼,長野→
津田沼→新小岩(機回し)→新金線→常磐線→武蔵野線→中央線→篠ノ井線→長野のルートでした。
第二回 4月28日(水)
EF64 1030+C612,(C614,C611)
あのC612編成が旅立ち。
新小岩からは帯が綺麗な方の顔が後ろを向いていました。
【組成】←新小岩 T'c2112-M'M2124-M'M2127-M'M2121-M'M2123-Tc2112 津田沼,長野→
経路は同じです。
最後の姿を見に長野へ
253系(保存車候補)やスカ色のクモユニ143など、千葉に縁のある車両と顔並べ
209系が解体されようとする中、209系に幕張を追われた211系が元気に走っていました🙄
第三回 5月12日(水)
EF64 1032+C626,(C613,C620)
津田沼でお見送り
この時間帯はライブ授業があったのですが、課題を出したら出席扱いというので助かりました。(よい大学生は真似しないように)
一度やってみたかった「東金町(ひがしかなまち)」を通る房総209を。
【組成】←新小岩 T'c2126-M'M2152-M'M2125-M'M2139-M'M2151-Tc2126 津田沼,長野→
経路は同じです。
現在のところ6両3編成と6編成のモハユニットの合わせて30両が廃車回送されました。
長野では順次解体されているようなので、再活用は期待できないでしょう。(E331系のように部品単位ではあるかもしれませんが)
不思議な経路
今回の廃車回送は幕張区(津田沼)から出して新小岩で機回しするという、手間のかかるルートでした。
津田沼から長野に行くなら、総武線と中央線をまっすぐ進めば着きますが、どうやら秋葉原付近の橋梁を機関車が通れないという制約があるからのようです。
しかし、新津からのE131系新製配給や秋田へのE257系配給は、京葉区〜幕張区は自走の上京葉区(新習志野)発着でした。
この時は新小岩の機回しを省略し、手間を省くため京葉区発着にしたものと考えられます。
今回幕張区スタートにした理由の一つとして、余剰モハユニットを挟んだイレギュラーな編成での本線自走が不可能だった、と考えられます。(余剰モハユニットは編成から外された時点ではパンタグラフのスリ板が外されたものの、それを挟んだ6両側のスリ板は直前まで残っており、貫通10両での構内移動はできたようです。)
今後6両が6両で回送される(後述)とみられますが、そのルートが気になるところです。
京葉区までの自走&京葉区でパンタグラフのスリ板外しなど廃車準備ができるなら、E257系のように新習志野スタートの可能性もあるでしょう。
新小岩で一度機関車と電車の接続を外し、向きを変えてからまた接続し直す様子は見てる側からすると興味深いものですが、現場からすると人と手間がかかって面倒でしょうし。
次は…?
某雑誌の通り「40〜50両淘汰」とすると残り20〜30両、つまり6両が2or3編成無くなることになります。
現在(2021.05/23)、C601が幕張区で数週間離脱状態、C609が離脱と復帰の繰り返し、C619が習志野電車区に疎開中となっていて、これら3編成が怪しいでしょう。
ここ数日の間で、SNS上ではこの209系が某ハワイアンな私鉄に譲渡されるという噂が飛び交っています。
真偽は不明ですが、機器も車体もそんなにボロボロなわけでもなく、その会社が求めていそうな条件(JRへの直通運転やJRに準じた保安装置類、トイレの有無など)を満たしていそうなことから、現実的だろうとは思います。
今回余剰になるのは5編成で、少なくとも2編成は解体済みであることから譲渡は少数に留まり、本格的な置き換えとはならないでしょう。
仮に横浜の総合車両製作所で改造が行われるなら、京葉区か幕張区にJR貨物の機関車が入り、甲種輸送される姿が…?
今後が楽しみですねぇ